猛虎過江

2023.02.06 Monday

上稲子稲荷神社、御影石・社、竣工式と例祭

令和５年２月５日（初午）１０時より、上稲子稲荷神社の
祭典を行いました。
昨年のお祭りの時、木製の社の今後の維持管理について話し合い
氏子の総代も１部落脱退し、１５世帯になり、今後、修繕費など
維持管理が難しくなってきました。
木製の社は、荒廃してきて、修繕など行わず、将来のことを鑑み、
それに替わる、御影石で造られた社を建立することに相成りました。
本日は、御影石の社の竣工式と例祭を、富士山本宮浅間大社の
神主様に出張祭事をしてもらい１１時より行われた。
三部落の総代が、社の清掃、祭事の準備、直会の準備をしてもらう。
稲荷神社の総代会長である小生は、神主に失礼のないように
丁重に祭事を行っていただくので、LEXUSを前日、ワックス洗車し、
車内も匂い消でスプレイし、浅間大社の神主を送迎いたしました。
多分、正式な神主による祭事は、これが最後と思われます。
神社は、今後の方向性は、現状維持で、費用をかけず、祭典も
小規模ながら維持継承していく事と相成りました。

上稲子稲荷神社

名　称：　上稲子稲荷神社（稲荷大明神）　
所在地：　芝川町上稲子字森１７４４－１，１７４４－２
創　建：　不　詳
縁　起：　平安時代末期、治承４年（１１８０年）の富士川合戦で
　　　　　敗走した平家の残党が、神社の周辺地域に住み着いて
　　　　　定住し、その後、稲荷神社が創建された（口伝）　　　　　　
承継元：　京都・伏見稲荷大社
祭　神：　猿田彦命（ｻﾙﾀﾋｺﾉﾐｺﾄ）(天孫降臨の祈り神の案内役)
　　　　　倉稲魂神（ｳｶﾉﾐｶﾀﾉｶﾐ）（主祭神）
　　　　　大宮女命（ｵｵﾔﾏﾉﾐｺﾄ）（調和の神）　　　　　
旧社格：　無　格
建　物：　本体：平屋檜造り、銅板葺、化粧天井
　　　　　屋根は、１９６０年頃、茅葺から銅板に普請
地　籍：　土地；５５２ｍ３、建物；約２０ｍ３
鳥　居：　台輪木製赤鳥居(高さ：約３ｍ)、石段の前に設置
灯　篭：　白御影石（１対）
石製社：　白御影石（令和５年建立）御影石の銘板、二の宮石材施工
祈　願：　商売繁盛、五穀豊穣、家内安全、
神　事：　富士宮浅間大社（最近は、当番組の組長が代行）
祭典日：　毎年２月の初午（該当日の前後の日曜日）
管理者：　枇杷窪組、森組、神矢野・塩野組の氏子
維持費：　３部落（１５戸）年２千円（令和５年より廃止）
祭典費；　当番組負担、供え物、直来の費用等　
祭主催:　毎年、順番に当番組が担当
道　順：　JR身延線稲子駅下車、町営バス：稲荷橋BS下車
　　　　　（稲子駅から約６Km、ユートリオから約１.５Km)
（令和５年２月６日、縁起改訂）

新しい御影石の社、神社境内は、コンクリートで整備し、社工事の
銘板を設置しました。

承継・伏見稲荷大社
上稲子稲荷神社
神社総代：森組、神矢野・塩野組、枇杷窪組
令和５年２月５日
施　工：（有）二の宮石材(富士宮市豊町6-10)

富士山本宮浅間大社の神主による、正式なお払いと祭事を行う。
そのあと直会、当番組の女性陣準備による赤飯、弁当、蔬菜料理、
寒いので、甘酒、豚汁など美味しく有難く戴きました。
毎年、２月節分、立春、そして、初午の日の、稲荷神社の祭り。
こんなに多くの、地元集落の人が一同に参集して親睦する。
献納された有難い神酒を飲み交わして、コミュニケーションする。
いいことだと思いますよ。
季節は、早春、だんだん暖かくなり、稲荷神社の祭典も無事終了し
稲荷神社の今後の方向性について状況判断による区切りができ、
限界集落の抱える状況変革、遺族会の脱退、社会福祉協議会の脱退、
そして、稲荷神社の石製新社の建立による決断と方向ずけに
関わってきた小生として、やっと荷が下りた感じです。
あとは、我々の後継者に今後の状況判断とかじ取りを願う次第です。

了

不肖：驫鍾馗 | 芝川郷土史研究會 | comments(0) | -

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