猛虎過江

2021.01.15 Friday

離別（イビョル）／吉屋潤...........

離別（이별 イビョル）という歌は、吉屋潤という韓国の
音楽家が作詞作曲し、パティーキムが歌い、桂銀淑、李成愛、
閔海景などにカバーされ、ヒットした素晴らしい歌である。

吉屋潤（崔宗洙）　wiki
1927年、北朝鮮平安北道寧辺郡で生まれる。
1947年に平壌高等普通学校を卒業後、歯科医を目指してソウルに渡り
　京城歯科医学専門学校に入学。
　米軍第8軍のクラブでジャズに触れたことで音楽家として目覚め
　楽団のギター奏者となる。
　その後、花形となるためサックスに転向した。
1950年にキャノンの実兄の支援で日本に密航し、小沢秀夫の勧めで
　田端義夫の専属楽団で活動する。
　この時期から、小沢が命名した”吉屋潤”の日本名を用い、
1952年に「吉屋潤とクルーキャッツ」を結成、サックス奏者として
　高い評価を得る。

1958年に日本で新人歌手のパティ・キムと出会う。
1960年、東京スイングオーケストラを率いてソウルで公演を行う。
1962年、ヒョンミの”내 사랑아”で作詞・作曲家デビュー。
1966年、韓国に戻り、同じくアメリカから帰国したパティ・キムと
　再会し結婚する。新婚旅行を兼ねた東南アジア演奏旅行中に
　戦時下にあったベトナムで韓国軍を慰問している。
1969年から海外で演奏旅行を行い、ニューヨークに単身で滞在して
　ジャズを学ぶ。

1973年、「離別」がパティの歌でヒットする。同年離婚。
1974年、パティ・キム「愛は永遠に」（作詞・作曲）が
　第3回東京音楽祭で銅賞を受賞する。
1975年、新人歌手ヘウニを発掘し楽曲を提供、以後ヒット曲を次々と
　誕生させた。
1978年、ニュージーランドで開催された太平洋歌謡祭において、
　ヘウニ「永遠にあなただけ」で金賞を受賞する。
1986年アジア競技大会の開会式・閉会式の音楽監督を務める。
　ソウル五輪公式ソングに選定されたキム・ヨンジャ「朝の国から」の
作曲も担当したが、五輪委の意向により、コリアーナの
　「ハンド・イン・ハンド」が正式な公式ソングとなった。
　同曲は、1988年のソウル五輪本番では閉会式のみ使用された。
1988年、再婚し、アンリ・ミュージックを設立。
　運営で負債を抱えたのを機に日本に移住する。
1991年、マーシャル諸島共和国の初代大統領アマタ・カブアに
　依頼され、国歌「マーシャル諸島よ永久に」を作曲する。
1994年の初めに肺がん宣告を受け、日本から帰国。
1995年3月17日死去。大韓民国文化勲章追叙。
　同年4月にパティ・キムによる遺作アルバムが発表された。

パティ・キム(Patti Kim、패티김)

桂銀淑（ケイ・ウンスク、계은숙)

李成愛（イ・ソンエ、이성애）

閔海景（ミン・ヘギョン、민해경)

吉屋潤という偉大な音楽家、北朝鮮の金正日が、生前、カラオケで
よく、離別を歌っていたそうです。
カラオケで歌うなど、コロナウイルス感染の戦時期、無理です。
北朝鮮いや韓国へ渡航など慰安婦、徴用工判決で、日本の財産を
競売にかけて没収するなど、これまた戦争状態の国には、当分、
行けそうにないと案じる小生でした。。。

了