猛虎過江

2014.07.20 Sunday

替天行道、忠義双全（水滸傳天導壹佰八星）

水滸傳百八星一覧表

三十六天罡星（百八星外：晁蓋）
01 宋江 02 盧俊義 03 呉用 04 公孫勝 05 関勝 06 林冲
07 秦明 08 呼延灼 09 花栄 10 柴進 11 李応 12 朱仝
13 魯智深 14 武松 15 董平 16 張清 17 楊志 18 徐寧
19 索超 20 戴宗 21 劉唐 22 李逵 23 史進 24 穆弘
25 雷横 26 李俊 27 阮小二 28 張横 29 阮小五 30 張順
31 阮小七 32 楊雄 33 石秀 34 解珍 35 解宝 36 燕青

七十二地煞星
37 朱武 38 黄信 39 孫立 40 宣贊 41 郝思文 42 韓滔
43 彭玘 44 単廷珪 45 魏定国 46 蕭譲 47 裴宣 48 欧鵬
49 鄧飛 50 燕順 51 楊林 52 凌振 53 蒋敬 54 呂方
55 郭盛 56 安道全 57 皇甫端 58 王英 59 扈三娘 60 鮑旭
61 樊瑞 62 孔明 63 孔亮 64 項充 65 李袞 66 金大堅
67 馬麟 68 童威 69 童猛 70 孟康 71 侯健 72 陳達
73 楊春 74 鄭天寿 75 陶宗旺 76 宋清 77 楽和 78 龔旺
79 丁得孫 80 穆春 81 曹正 82 宋万 83 杜遷 84 薛永
85 施恩 86 李忠 87 周通 88 湯隆 89 杜興 90 鄒淵
91 鄒潤 92 朱貴 93 朱富 94 蔡福 95 蔡慶 96 李立
97 李雲 98 焦挺 99 石勇 100 孫新 101 顧大嫂 102 張青
103 孫二娘 104 王定六 105 郁保四 106 白勝 107 時遷 108 段景

中國"四大奇書”は、三国志演義、水滸傳、西遊記、金瓶梅(紅楼夢)の
４作品であるが、水滸傳は、宋代の歴史編纂書「宋史」がベースと
なっています。
北宋の時代（1121年)、宋江の率いる軍が、黄河北岸で反乱を起し、
山東省西部、長江北岸で官軍と交戦した宋江軍は、十郡を占拠した。
宋江の進軍に驚いた朝廷は、宋江の罪を赦して将軍に取り立て、
江南の反乱(方臘)を鎮圧させようとしたが、侯蒙の死によって実現
しなかった。その後、山東半島の海州に侵攻したが、知州の張叔夜に
敗れ、宋江軍は、降伏した。

水滸傳は、宋江軍の反乱を参考に、梁山泊に集った１０８人の好漢が、
”替天行道”を旗印に、朝廷の腐敗した官僚や、地方の悪徳役人を
天に代わりて成敗し、宋江の”忠義双全”(朝廷の信頼をえて復職する)
の姿勢に朝廷は共感し、宋江や梁山泊の好漢を朝廷の正規軍として
登用した経緯を、勧善懲悪の脚色を施した歴史小説です。

水滸傳は、梁山泊軍を率いた宋江(及時雨)が主役であるが、義侠心に
篤く、困った人に救いの手をさしのべて救済し、庶民から絶大の
人気があったようです。
梁山泊に集った好漢といわれる豪傑たちは、役人、軍人、商人、地主等
知識と教養の高い人物が、罪を犯して罪人となり、梁山に終結した
のであるが、強盗、博徒、墓泥棒など完璧な極悪犯罪人もおり、
”盗賊の烏合の集団”といっても過言ではない。
宋江は、この盗賊の集団の指導者として、纏めていくわけだが、当然
戦争をするに当たり敵の情報分析し作戦を立案する三役が必要と
なってきます。
三国志の曹操、劉備、孫権の３巨頭も、側近に軍師を置いているが、
宋江も、晁蓋、呉用、公孫勝等、優秀な軍師に相談、確認行為をして
決断を下している場面は、現代戦にも応用できると思います。

文革時代、毛沢東は、梁山泊の初期の首領、晁蓋を心酔し,彼が途中で
死亡し、後を継いだ宋江が、朝廷に投降した経過を批判し同書を
あろうことか梵書とした。
又、四人組は、鄧小平を宋江に比定し、「水滸傳批判」を鄧小平攻撃に
用いた。
中国民衆に人気があった水滸傳を、文革の狂った状況のなかで、
為政者が、自己の保身のために禁書にすることなど、当時,学生だった
小生は、「批林批孔運動」と合わせて疑問に思っていたことを
思い出しました。

水滸伝は、学生時代、読んでいるが、よく理解できなかったが、
横山光輝の漫画で、おおよそ把握でき、今は、動画でかなり
宋江の深層真理?まで掘り下げて理解できたなどと、勝手に
解釋して喜んでいます。　ハイ

了

不肖：驫鍾馗 | 雑学雑趣味・備忘録 | comments(0) | -

替天行道、忠義双全（水滸傳天導壹佰八星）

Post a comment