猛虎過江

2010.04.10 Saturday

毒入り中国製冷凍餃子事件

２００８年１月、中国天洋食品の冷凍餃子を
日本生活協同組合連合会が輸入し、生協傘下の店で
販売され、餃子を食したお客が、嘔吐や下痢などの
食中毒症状を起こした所謂、毒入り中国製餃子事件が
発生しました。

この事件から、２年２ヶ月たち、冷凍餃子に殺虫剤を
混入した天洋食品の臨時従業員が拘束・逮捕されたという
中国国営通信社：新華社の発表がありました。
事件発生当時、中国当局は、知らぬ存ぜずの責任は無いなどと
ノラリクラリと言い逃れをしていたが、犯人逮捕という事で
一件落着の模様を呈してきた感があります。

しかし、これで、この事件を終わりにしていいのか。
餃子事件が発生して、日本の政府の弱腰姿勢には
あきれるが、この餃子を、輸入していた生協の
見解はどうなっているか知りたいもんです。
確か、事件が発生した時、生協は、毒餃子を急いで
回収し、それを日本の捜査当局に提出したのではなく
中国にこっそりと送り引き渡していたのだ。

日頃、小生は、生協に対して、その背景に共産党系の
政治的匂いを感じているが、どうも朝日新聞的発想を
もった輩が、中国当局に魂を売ってしまった感じがします。
中国の食品の危なさを何の危機意識を感じず輸入販売した
生協の責任者の抗弁を聴きたいものです。
末端のお客である生協の会員は堪らないです。

ちなみに、最近、中国産の野菜、食料品等に関する類似事件を
日本に輸入されたものを中心に列挙してみたい。

２００２年　やせ薬、冷凍ホウレン草、ブロッコリー、枝豆
２００３年　（ウナギ加工品：中国国内）
２００４年　（偽粉ミルク、春雨、醤油：中国国内）
２００５年　天天素（健康食品）（ウナギ：韓国輸入）
２００６年　（ヒラメ、カタツムリ、毒キノコ：中国国内）
２００７年　（ＫＦＣの揚げ油、ドック　フード、歯磨き粉）
２００８年　冷凍餃子
２００９年　いんげん、養鶏卵、ニワトリの飼料
２０１０年　（下水道汚水からの食用油）

事件が起こる前から、同じような食品事件は、たびたび
起こっており、中国の食品は、消毒まみれであるという
状況は、生協の上層部も的確に把握していると思います。
生協のコンプラアンスの確立はどうなのか、生協会員に対し
的確なる情報を開示しなければならないです。
生協に関しては、その成り立ちの理念、現況など今後、
注視していきたいと思います。

最後に、餃子に毒を入れた犯人逮捕を伝えた朝日新聞の
天声人語で、まるで中国政府の代弁者のような書き方が
なされていたが、中国に対して弱腰なちょうちん記事を
まだ懲りようもなく書いているようでは情けないです。
朝日新聞も、内田良平の支那民族の国民性などの論文を
読んで、中国の国民性を十分理解してから記事を書く事を
お勧めしたいです。

了

　　