猛虎過江

2009.07.09 Thursday

新疆ウイグル自冶區ウルムチの蜂起について雑記す

マスコミによると、７月５日、中国の新疆ウイグル自冶區、
ウルムチで、少数民族であるウイグル族の蜂起があったと
伝えています。
このウイグル自冶區は、面積は、中国一であると
聞いているが、どの辺に位置するのか、誠に
不勉強で恥ずかしい次第です。

中国当局の手先のような記事を書く朝日新聞は、別として、
マスコミ各社の報道では、ウイグル族が暴動して
多数征服民族の漢民族が、暴動に抗議、鉄パイプや
シャベル等を持ってデモ行進をし、一部は、暴徒化して
ウイグル族経営の商店やレストランを襲った。
中国の軍・警察にウイグル族の人達が、殺され、連行され
暴動死者１５６人、負傷者、１０８０人、１４３４人が
当局に拘束されているようです。

マスコミ各社は、暴動という中国当局の発表を踏襲した感じで
記事を書いているが、これでいいのか。
中立的な見方をすれば、今回の暴動は、蜂起でいいのでは。
このように書くと、中国在住の日本人のブログなど、
当然、インターネット規制がかかって、看れなくなるのです。

以前、チベットの蜂起の時、書いたが、このウイグル自冶區は
１８世紀の清朝の時代から、幾度となく中国が、侵略し、
植民地、属国化してきた歴史があります。
少数民族たるウイグル族からみれば、自己のアイデンテイティを
回復するが為の、正義の蜂起であると思います。

小生も、不勉強でとても、この問題を論理的に纏めて
論じたり書いたりすることは、難しいので、書けませんが、
どうして、いつもいつも武力で押さえつけようとするのか？
苛立ちと建設的な解決策の無い焦燥感に苛まれます。
とにかく、”報道の中立”なんて難しいのが現実ではあるが、
小生としても、このウイグル族の蜂起の動向に注視するしか
ない自分を反省する次第です。

（乱筆乱文で申し訳ない！！）