2006.10.08 Sunday
お山の杉の子
この唱歌は昭和１９年１１月に制定された国民合唱曲です
TBSラジオの永六輔の”だれかとどこかで”のなかで
紹介していたが、我々の生まれる１０年くらい前の歌です
なぜか薄っすら記憶に残っていてずーと気になっていましたが
最近、ネットで検索してみると内容がはっきりして来ました
とくにこの歌が６番まであり当時の歌詞と戦後の歌詞が違う
事がわかりました
戦争末期、小国民文化協会が懸賞募集で第一位になったもので
作詞は、徳島県の椎の木の山地である宍喰町の吉田テフ子が
戦争で椎の木が伐採されその後成長の早い杉の木を植えた
背景から詩を書いたのではないかといわれている
終戦とともに、戦前の軍国歌詞は、放送やレコード化が
禁止されこの”お山の杉の子”も禁止になってしまった
しかしもう一度、復活させようとサトウハチローが、前記した
現代風の歌詞に改め世に復活させてくれたのです
この外の唱歌にも、”汽車汽車しゅっぽしゅっぽ””蛍の光”
など戦争絡みの兵隊さん、日の丸、など軍国歌詞があるのは
歌詞があらためられています
オリジナルの歌詞も別に私が戦意高揚するつもりはないが
一番から６番までの歌詞を通してみると山に植えた杉の木が
やがて生長して国のためになると言った子どもにたとえれば
ものすごく良い歌詞だというより物語のような感じがしますが
如何なもんでしょうか
了
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