2006.06.18 Sunday
梅もぎ
今日は、梅もぎの日です。梅は、梅雨という言葉があるくらいです
から雨の時期に摘果するのである。 梅ノ木を植えてもう４０年近く
になりかなり老木になっているが毎年、たわわに実がつき摘果する
期間は2週間くらいが勝負の時です。家族総出でさらに兄弟まで
応援を頼んで大騒ぎををして一代イベントを遂行するのである。
梅は、一番多い時で１００本近く植えてあり、一番採れたときで
１．５トン近く生産したが、今は、半分くらいしか生産していない。
なぜ生産が少なくなったのは、採算が合わないからです。今、
田舎で農協の朝市や野菜や果物の無人販売などで売っている
価格は、百姓を仕事の合間にやっている私が考えても売って
いる農産物の価格は,100円が１０００円くらいが適正価格であり
大規模な専業農家は別にして農業をやるのは、年寄りが道楽でやる
特異の状況になっている。
この地域は、父が若い頃議員をやっていた時、山村僻地対策
事業で県から補助金をもらって何とか地域の活性化のため特産物を
つくろうと梅の生産に着手し、いいときは、軽の新車を買える
くらいの売り上げがあった。しかし今は、梅の生産農家は老齢化が
進み、若い世代はやらないので当地区でも生産が少なくなってきて
いる。正に存亡の危機にあるのです。
我々が出来るのは、日曜日くらいで、そんなに手入れが出来ない。
こんな現状でも、親戚兄弟がほしいという声があるかぎり
ズルズルとできるところまでやって行きたいと考えています。
いずれにしても、摘果の時期は、雨だろうとやらなければならない。
本日も、雨降りで合羽をきて朝からもぎ２５０キロもいで
終わりにした。
テレビで木を揺すってプルーンを摘果している映像があったが
梅は落下させると傷がついて売り物にならないので木に登ったり
脚立に登って梅を大事に採るのである。全身運動で身体には
良いかもしれないが、上からの雨、毛虫や蚊にさされながらやる
作業はきついが終わったあと風呂に入り、兄弟と飲むビールはまた
最高です。
なんだかんだいいながら兄弟が実家に集まって各自出来る範囲で
手伝ってくれるので日曜百姓農家としては大変有り難い。
この様にしてなんとか明るい農村を守っていきたいと思います。
おわり
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Comments
今年の梅は不作ですね
大梅は、成りが遠いですね
どうみても昨年の半分位の収穫位だね
スーパーで紀州の”南紅梅”が並んでいるが
どうしてあんなに値段が高いのですかね
渋もほくろも無く、かなり消毒をしている感じです
推測するに消毒を３回位しているのであろう
我が家は、自家消費のみのため消毒はしません
いわゆる無農薬の梅ですがとても市場には
持ち込めません
渋がついた梅、梅酒や梅干に漬ければ
あんまり関係ないですが。。。。。
紀州の梅が、富士宮で売られていると言う事は
紀州の梅生産者の勢いを感じます
一度、富士宮農協でも紀州の梅生産農家を視察して
お勉強したほうがいいいのではないかと思います
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