猛虎過江

2006.06.07 Wednesday

袋井三山と掛川城の研修旅行始末記

　今日は郷土史研究会・春期旅行の日です。役場前・７時集合出発
なので３０分前に到着。小生は、旅行の幹事（会計）の由、
参加費を徴収しバスがそろそろ来る時刻（普通バスは出発
３０分前に待機）なのですが来ないので旅行社に連絡をすると
８時の出発と間違えていた。
５月に下見にいって私が道程を決めＦＡＸしておいたのに何を
考えているのか。なかなか面白い状況になって来たが、何とか
この状況を何とかするのにとりあえず会長にバスの中の挨拶を先に
させ、私と研修部長が日程説明や注意事項を事前説明をしていると
バスが到着。旅行社の社長がバスに乗ってきた。大分慌てていた
らしく洗面せずに来たようだ。これでは、金は払えないぞとは
云ったが、この社長とは,１０年来の付き合いのためまあー
こんな事もあることなので借りをひとつ作ったということで
旅費を支払った。
バスは予定より３０分遅れで出発し清水ＩＣから一路袋井へ。
　今回のバスは、ボルボ製でデブな外人が２人座っても
大丈夫のようなシートの間取りで日本のバスより大分
ゆったりして超快適です。
さて我々、芝川町郷土史研究会は、会員約１００名を有し、
創立から３８年目であり、年に２回、日帰り旅行と機関紙の
発行等、郷土の歴史を訪ねて日々研鑽し努力をしている
真面目な集団です。
私が、昨年から幹事になって、まず安い旅費で楽しい旅行にする。
旅行社を叩いて車中で飲む酒代位は、私の力で何とかし会員に
日蓮宗の檀徒が多いので、旅行に日蓮ゆかりの寺の見学をいれ
有意義な旅行にしたいと考えています。
東京で学生時代に旅行社のバイトで添乗員の真似事みたいなことを
して旅行業に興味がわいたが、その旅行社の社長が旅行中たえず
胃薬を飲んでる姿や痩せて顔色の悪い国外添乗員に”添乗員
なんて若い時しか出来なく、こんな因果な商売はやんないほうが
長生きするよ”といわれ、卒業後は、小さな貿易会社に
勤めたのである。
そしてまたその会社でも韓国や台湾に出張で取引先の社長を
バス一台チャーターするくらいの人数を引き連れて現地で展示会を
して商談をまとめたりしたり顧客の接待や世話で添乗員に近い
ような苦労をした事がありました。（２５年くらい前の事）
さて今回の参加メンバーは、私が一番若く、ほとんど老人会の
メンバーのような構成でありガイドや添乗員はいないので私が、
にわか添乗員になってしまうのである。昨年は、一泊で天の橋立に
行ったが添乗員の助手として女房も同行させ途中、いろいろと
らちがいかない事がありつい女房を叱りつけたりした為、女房は、
”旅行へ行って楽しむどころか叱られて、とんでもない”と
言われる始末である。
これまでいろんな旅行にいったが、ほとんどが企画立案実行
添乗員というパターンで連れられて行く旅行は数える位しかない。
　さて今回のコースは、袋井ＩＣ－秋葉山ー油山寺ー妙日寺ー
法多山ー掛川城ー掛川ＩＣ－焼津さかなセンターー帰路という
コースです。
秋葉総本殿可睡斎では、拝観料を払い正式参拝をし、油山寺では
近くでビールを飲んで皆が帰ってくるのを待ち、妙日寺では、
日蓮大上人の両親の菩提樹（大きな五輪塔）を案内し、
法多山では、旅行社の関係する食堂がないので事前に手配した
山田レストランで４２名の食事をとる。
今回のコースは事前に下見しているので法多山のわびさびの
ないような新興宗教的雰囲気の本堂をみてもしょうがないので
昼食をとりながら又年寄り相手にビールを飲む。
年寄りから若い世代に昔の郷土の歴史を語り繋げて行くことは、
今の時勢では難しい。先人の言葉を文章にしたためて記録として
後世に残すことが我々の使命である。
その為にも郷土史研究会が、それらのオピニオンリーダー的
存在であるという大胆な結論に達した。
掛川城では、千代と一豊の掛川館の特別展示があり団体で
４５０円と高いが、ＴＶの大河ドラマで姫君が着用していた
高級着物が展示してありＮＨＫも制作にとんでもない金を
使っているのだなと思われた。
このようにあんまりうがった思考で見学をしてはいけないなと
思いつつ出発まで時間があるのでまた近くの駄菓子屋でおでんを
つつきながらビールを飲む。
掛川城を後にして、当初、清水ＩＣ近くのひものセンターで
買い物の予定であったが、焼津さかなセンターで１時間程
時間をとる。又、かつおの燻製を肴にビールを飲む。
芝川町は海に面していない為、子ども会から老人会の旅行まで
大体、さかなセンターをコースに入れないということは
ないでしょう。
焼津を後に予定時間よりい１時間近く早く芝川に戻りました。
皆も満足な旅行でよかったようです。私も、朝から、ビールを
飲みっぱなしでした。天気に恵まれ楽しい研修旅行でした。
　来年の４月で旅行会計は、何が何でも終わりにして
来年の研修は、旅行の段取りもなく会計報告もしなくていい
気楽に連れて行ってもらい主催者の苦労など考えもせずに
言いたい放題、我が儘な研修旅行をしてみたいもんだ。