猛虎過江

2019.06.03 Monday

六四・天安門大虐殺事件から30年。。。

明日、6月４日は、”天安門大虐殺事件“から、30年になります。
ニューズウィーク誌によると、中国当局は、数日前から所謂
”AI検閲”をフル稼働させ厳戒体制にはいっていると報道しています。
中国サイトのHPは、日本でも閲覧できるが、検索で、天安門に関する
あらゆるワードで検索すると、ことごとくブロックされます。
中国のWikipediaさえ、中国人民は、閲覧できないという。

六四・天安門事件---------------------------------------------
関係者：大学生、工人、市民　vs 中国共産党、中国人民解放軍
場　所：中華人民共和国北京市長安街・天安門広場
日　付：1989年4月15日～ 1989年6月4日
経　過：1989年6月4日（日曜日）、中華人民共和国・北京市にある
　　　　天安門広場に民主化を求めて集結していたデモ隊に対し、
　　　　中国人民解放軍の軍隊が武力行使し、多数の死傷者を出した
結　果：中国の一般民衆が、多数虐殺された
　　　　趙紫陽は、総書記ほか全役職を解任され
　　　　江沢民が、総書記・最高指導者に抜擢
　　　　中国は西側諸国から経済制裁を受けた
被害者数：
北京の天安門広場に民主化を求めて集まった学生や市民に対し、中国人民
解放軍の軍隊が、発砲した天安門事件。中国政府は、一貫して、「事件は
一部の学生らによる”暴乱”であり、軍の出動は、正しかったと主張する。
中国当局の公式の犠牲者数は、319人と発表した。
中国人民は、この犠牲者数が、正確だと考える者は、誰もいない。
当日、天安門広場に集まった学生や市民は、10万人規模とされ、軍は
無差別に発砲したので、死者は、数千人とも数万人ともいわれている。

BBC News

軍の若者が、同じくらいの若者を、上からの命令とはいえ、虐殺に
何の躊躇なく加担する、この国の昔から変わらぬ、支那人の
”中華思想”に疑問を抱かない限り、この国の将来はない・・・

今現在、画像で、見れるのが状況が素晴らしいです
周恩来が生きていたら、この状況を上手く解決出来たかも！

中国のインターネット企業の検閲担当者らによると、1989年の天安門事件に
関連するコンテンツを検出・ブロックするツールの正確性は、機械学習や
声紋・画像認識技術に支えられ、過去比類のないレベルに達している。
天安門事件の検閲は、台湾やチベットといった他のセンシティブな話題と
同様、現在は大半が自動化されているという。
天安門事件にまつわる日付、画像、名前などを含む投稿はすべてAI検閲で
自動で拒否される。
中国人民の皆さんが、日常、スマホを利用しているが、微博（ウェイボー）
百度（バイドゥ）のアプリの検閲担当者が4人で、1日に検閲する
コンテンツは、5000─1万件、もしくは1分に5─7件で、そのほとんどは
ポルノか暴力的な内容だという。
AI検閲の技術は進化したものの、時には天安門広場で撮った観光客の
スナップ写真もブロックされてしまうことがあるという。

という事は、中国人民が、当たり前のように、日々、使用している
スマホの個人情報が、すべて、当局に把握されて筒抜けという事です。
中国共産党に、歯向かう、異議を唱えることを、スマホで囁いても
当局は、すぐに連行し逮捕され、一生、牢獄から出てこれません。
恐ろしいことです。
誠に、共産党の権力者のやりたい放題です。
中国の若者、このことを充分に認識していると思うが。。。

小生のブログの右下方面に、リンク先として中国大陸の新聞社、検索サーチ
を貼り付けてあります。
香港の星島日報、澳門の澳門日報、福建の福建日報などは、アクセス可能。
北京周辺、日本語版の北京日報もブロックされ閲覧不可。
中国東北部、哈爾濱日報～大連日報まで閲覧不可。
大連の半島震報は、閲覧可能。
上海～拉薩方面、閲覧可能
新聞関係で、大体アクセスできるが、HP内の検索サーチで、天安門ワードは、
ことごとくブロックされます。
中国サイトの、百度空間、新浪などは、閲覧可能。
鉄血網は、閲覧できなかった。
一部、リンク先のリンクが、切れているのもあるかもしれません・・・

尚、中国大陸でも、香港、澳門などでも繁体の文字を使用している
台湾系の新聞マスコミは、こんなことはありません。
至極健全に、天安門ワードでもさくさくアクセス出来ます。

天安門事件直後、民主化運動に理解を示した趙紫陽総書記は失脚し
その後、共産党の指導部内でも、民主化や基本的人権などに少しは
理解を示す兆候があったが、習近平の時代になると、言論統制、
人権派弁護士の一斉逮捕など民主化への希望が絶望的になって来たのが
今現在の一党独裁国家の状況である。
かつて、中国でも、学生たちが奮起し、腐りきった中国社会を変えた
時期がまがりなりにもあったが、これから、この国はどうなって
いくのでしょうか。
我々は、注視していきたいです。

以上、天安門事件について、私的に雑書きしました。
最後に、香港で、天安門事件の犠牲者に対する追悼コンサートを
開催した、今は亡き、鄧麗君の動画もYouTubeにあります。
当該事件の後、彼女が、一番大変な時期、臺灣の金門島の放送局から
中国大陸に向け、民主化を呼び掛けた素晴らしい動画を、念のため
貼り付けておきます・・・・・

鄧麗君1991年在金門向大陸同胞喊話（Jhon Weir さま謹製）

母忘在莒！「莒に在ることを忘るべからず」。。。。。
中國戦国時代、燕の国に攻め込まれた莒の国が、国家滅亡の危機から
斉の将軍田単が、莒と即墨の二城を基礎に軍を整え、治世に励んだ結果
国の滅亡を免れたという

加筆
６月１６日、香港で行われた１００万人以上の大規模な抗議デモ
中国当局、政府系英字紙て、抗議デモは「米国による内政干渉に反対する」
ために実施されたとし、情報検閲とプロパガンダを始めた。
当局は、中国本土では、徹底的な情報規制を実行し始めた。。。。

了

不肖：驫鍾馗 | - | comments(0) | -

六四・天安門大虐殺事件から30年。。。

Post a comment