猛虎過江

2018.09.26 Wednesday

中國・哈爾濱～新京～奉天～大連への旅游（７）

９月１８日　（７日目）　大連～旅順～大連

本日は、中国では、抗日の日、9.18事変、柳条湖事件の日ですので
ここ満洲の地は、割合親日的な感じだと、現地ブログ人がいっていたが
日露戦争の戦跡地の巡礼ツアーということで、何か戦争がらみで
思いのほか、本日は静粛に行動しようなんて思いました。
昨日は、満州国時代も建物も沢山見て感激したが、夜のナイトツアーで
行った、祭りやイベントが行われる星浜広場の七色の光による噴水の
艶やかなショーもいい感じで、興奮しました。
いい時間とガイドさんの人徳のなせる業だと思います。
ＯＰツアーで、夜のツアーに参加者は、我々、夫婦のみで、添乗員さんが
止めたと云えば、この瞬間に立ち会えなかったかもしれませんし、次回
ここへ来るかも不確定です。
亡くなったお袋が、つまらない集まりに行っても、何か得るものが、
一つくらいは、あるものだからと云ってましたが、納得です。
さて本日は、日清・日露戦争で、両国が威信をかけた戦争が行われ
若い尊い命が沢山流れた、旅順、東鶏冠山、２０３高地の戦跡の
巡礼？の旅行です。
小生の父親は、騎馬兵で、華北～華南で、馬に跨り騎兵隊として従軍し
帰国したが、長兄は、関東軍に従軍し、転戦し南下し、ガム島で、
玉砕しており、当該地に来たか確認できないが、とにかく満洲で
戦ったという事で、戦没者の鎮魂をかねて、線香を持参しました。
郷土史研究会の寺、墓参りみたいな感じになってきましたが、あの戦争から
１００年余、経過しているので、我々、遺族と云っても、戦争経験者も
わずかしかいませんので、我々の代で、終わってしまうでしょう。
とにかく、敵国ロシヤを、先人の人たちの犠牲のもと、日本が勝利した地を
この目で、確かめたことは、有意義な旅行の締め括りとなりました。

大連日航飯店8:00～大連港～東鶏冠山～昼食～水師営会見所～旅順站～
旅順博物館～旅順ヤマトホテル～旅順高校～２０３高地～大連～
夕食（天天漁港）～大連日航飯店

大連の港の見えるカフェ？
旅順に行く前、朝のラッシュアワーのため、時間調整と休憩で、大連港の
日本の倉庫？に少し立ち寄り休憩する。
倉庫を改造したオシャレな、カフェー、飲食店など、店の横のデッキで、
港の風景を観ながら、チョット洒落たシーフードを食するのもいいよ。
夜は、恋人？と二人で来るので，トレンディな感じですよ。。

大連港ヲ観る 1

大連港ヲ観る 2
若いころ輸入で、大連から、中国雑貨を引っ張ったことがありました。。

東鶏冠山堡塁案内圖

東鶏冠山北堡塁：ロシヤ軍の陣地の要塞

東鶏冠山北堡塁

東鶏冠山北堡塁

東鶏冠山北堡塁　堡塁の窓がロシアの女性の顔ににていると。。。

東鶏冠山北堡塁：顔は中から観たほうがいいが、中に入れない
女房殿、熱心に中をみています。。。

東鶏冠山北堡塁；忠霊塔に丁重に線香（火気厳禁、火をつけない）で
手を合わせ、“南無妙法蓮華経“三回唱えました。堡塁には、出来る限り
線香を手向けました。　合掌。。。。。。。

東鶏冠山北堡塁：司令部？
　
東鶏冠山北堡塁

水師営に到着し、会見所、入り口左側の食堂で昼食
日本人ツアー2団体、中国人団体、３団体くらいで賑やかに食事す

水師営会見所入り口、、ナツメの樹は、入り口左側、食堂の先にあります

水師営会見所：当時、何もない原っぱだったそうです

貴重な会見の写真、前列は、ロシヤ人、前日、二日酔いの状態だった？

旅順港閉塞作戦で活躍した”二十八糎榴弾砲”

旅順站：今は、軍の貨物駅として使用されています

旅順博物館近く、関東軍司令部の建物

旅順博物館：館内は写真撮影不可、ミイラが展示されじっと見ました。。

旅順ヤマトホテルの所在銘板

旅順ヤマトホテル：　”旅社”という文字が痛々しい。。。

旅順ヤマトホテル：朽ち果てる寸前?、・中に入ることもできず
近々？建物の保存工事をやるそうです。
1908年，帝政ロシアが建築中のものを、建築し直しに開業。夏期には、
別館黄金台ヤマトホテルを営業。他、貸別荘あった。
敗戦後、中国軍の軍人の宿泊所・招待所、旅社と使用されていたが、
かつて、川島芳子(愛新覚羅顯㺭川)の結婚式、夏目漱石、与謝野鉄幹・晶子
愛新覚羅溥儀等が、ここホテルに滞在したという華麗なる歴史がありました。
外観からも、随分、放置された感じですが、建物内の内装、部屋の様は、
他のヤマトホテル同様、立派なものと推測します

(少し前の旅順ヤマトホテルの前景)

旅順高校現在、海軍406病院として使用されている

旅順高校：北帰行で有名です
、
旅順高校(旅順工科大学)は、臺北高校の次に建てられたそうです。。。

２０３高地・・・・

２０３高地忠霊塔：標高は最初、206Mあったが、砲撃で、203Mに
なったそうです。
ここでも、線香を手向け、開経偈のお経をしときました。
この地で、戦った，日露の先人の御霊に手を合わせました。

２０３高地を占領し、旅順港を見渡せ、砲撃で、ロシア艦隊の艦船を
撃沈、旅順港閉塞作戦が勝利するのである

雲の切れ間に、旅順港が見えますと、”坂の上の雲””の名シーンを
思い浮かびます。。

旅順の遺跡を観て回り、最後に、２０３高地で、旅順港を遠望して、下山、
大連に戻りました。
大連の””天天漁港”で、最後の夕食、楽しく美味しく食事しました。

大連の海の幸。。。。。

大連の海の幸、水槽にも、元気に魚が泳いでいましたよ。。。

食事の後、OP Tourで、観劇、女性の踊り、若手の漫才、体を張った
火遊びなど、言葉は解らなかったが、楽しい時間を過せた。
劇中、若者が、二胡で"賽馬"、台湾の”阿里山的姑娘”を演奏しており、
仲間に教えてやりました。

陳軍の素晴らしい賽馬の演奏

（大連出身、二胡奏者孟菲）
ホテルに戻り、女房殿は疲れているので、携帯で連絡を取れるようにして、
小生は、大連の夜をまだ不完全燃焼みたいですので、ネットで飲み屋の
情報を、仕入れておきました。
先ず、ホテルの裏側の角に、ジャズ音楽が流れている素敵なパブ！バー
”流浪者西餐厅”に一人はいる。
暗い店の中で、欧米人が5人位、他、中国人の若いカップルが3組いた感じ。
若い女性店主？に、英語で応対され、カウンター席に案内される。
小生も知っているウヰスキーが沢山陳列してあり、以前、京都で飲んだ
”Four Rose”注文し2杯飲む。
中国BEER、毎日飲んでいるので新嘉坡の"Tiger Beer"、があるかと問うと、
なんとここ大連に来て、このビールがあるとは思いませんでした。

軽食はできるが、適当にツマミと、後で、PizzaのTake-outを注文す。
店内の大きなスピーカーから響く、乾いた感じの軽快なスイングジャズが
心地よく、Lucky Storikeのタバコをマッチで火をつける。
店主も、話しかけてき、日本人観光客と見抜いて、宿泊先との問いに、
我在日航飯店と云い、ホテルでこのバーを推薦してくれたと（嘘です）
いうと多いに、解りましたの事。

約1時間ほどして、店を辞して、ホテル内ローソンのコンビニを通リ抜けて
フロント近くで、まだ飲み足りないので、運よくPUB・Snackが、
煌びやかに誘っているので”薫”入ることにしました。
日本の駐在員の方々や、観光客の方が、盛り上がっている感じです。
カウンター内には、若い姑娘が5人、ママさんが取り仕切っていました。
ママさんに、PizzaのTake-outしたPizzaを、皆で食べてくれと渡す。
カラオケは、日本のラブソングで盛り上がっており、せっかく中国に
来たので、”何日君再来”、”天涯歌女”を、姑娘達とデタラメに歌い
とどめは、姑娘たちも歌えない、広東語の”上海灘”、中国のカラオケは、
当然、英文やルビはついてなく，簡体文字、正に、デタラメ広東語で、
元気よく歌いました。

最後は、昨日、瀋陽で、北朝鮮のおねいちゃんも観たので、ハングル
文字からアリランを探し出して謳い、ジルバを少し姑娘に教え、
水割りを5杯、姑娘たちに飲ませ大騒ぎをして、大連、最後の夜に
乾杯しました。
先頭の書き出しで、本日は、9.18抗日の日に、我が阪神タイガースは
最下位、六甲颪を謳って大騒ぎすることは自粛しました。
歌いたくても、カラオケ教科書にありませんでした。

こうして、大連の夜に、しみじみ乾杯する。。。

不肖：驫鍾馗 | 中國旅遊 | comments(0) | -

中國・哈爾濱～新京～奉天～大連への旅游（７）

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