猛虎過江

2017.04.02 Sunday

瀋陽・丹東の旅遊（３）

３月３１日（金）　（三日目）

丹東中聯大酒店発7:30～鴨緑江遊覧～虎山長城～一歩跨ぎ～
鴨緑江断橋～丹東車站発15:30～瀋陽北站16:45着～
瀋陽凱菜酒店17:00～市内旧跡観光、瀋陽日本領事館、北朝鮮大使館
大和ホテル～瀋陽凱菜酒店泊

チャリンコで船着き場に来た北朝鮮の農民？

睡眠と薬が効いたのか、腹の具合が、５０％位回復した状態で、
丹東から、鴨緑江を更に遡って、遊覧船の船着き場までバスで移動。
船から直に、北朝鮮の新義州の農民が、見えるまととない貴重な
場面に遭遇する。
遊覧船から北朝鮮側を撮影しても、向こうから鉄砲の弾が、
飛んでくることもなく、ましては、拉致されることもないです。
国境の街といっても、中国側がから、武装！した警戒船が
時たま往来する程度であり、遊覧船が、堂々と行動している
感じです。
北朝鮮側は、中州の島も含めて、粗末な監視棟を立てているが
常勤している感じはないです。
一方、北朝鮮の農民、漁民は、粗末な格好で、チャリンコ移動し
牛に荷車をつないで、のんびりと動いておるのが散見されます。
正に、戦前の風景の北朝鮮、近代化され、バブル期の終期に
突入した風景の中國といった感じで、ここから眺めて思うことは、
北朝鮮の人たちは、馬鹿な指導者の下、貧しい生活をさせられている
という現状を、小生は同情するのが精いっぱいで、早く、
良識あるものが、北朝鮮のデブ野郎を殺して、ごみ箱に、即刻
捨ててもらいたい。。。。。

さて遊覧船を下船して、ツアーの仲間たちも、大変な体験をした
という感じでしたが、虎山では、みんな頂上まで目指したが
途中でリタイヤする方が多かったが、いい汗をかいた感じです。
丹東に戻り、昼食後、鐵道で瀋陽に戻りました。
夜は、オプションツアーを、急遽、参加し、夜市、瀋陽日本領事館の
車窓見学、そして、大和ホテルの見学で最高潮になりました。
大和ホテルの、舞台で、李香蘭が初めてステージに立ったということで
小生も含めて、歴史に造詣が深い老人組様ツアーの仲間たちの、
目が一段と輝いていました。
皆、このホテルに、一度は泊まってみたいという結論になりました。
そんな思いにふけりながら、小生も、奉天、追憶の余韻にしたりながら
ホテルに戻り、夜が更けるまで、ウイスキーを飲んでいました。
李香蘭、満洲国の奉天の夜に、再度、乾杯する。。。

＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾

早朝の丹東中聯大酒店

鴨緑江(docomo sumaho)

鴨緑江断橋

鴨緑江大橋！

中国軍人以外立ち入り禁止、中国側の税関？
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北朝鮮からの石炭は、制限されているみたいだが、中國から
北朝鮮への原油の輸送は、陸上輸送ではなく、油送管が、
この橋に並行されて取り付けてあるのかと思っていましたが、
調べてみると違うみたいです、多分。
中国から北朝鮮に延びる石油パイプラインは、中国側拠点・丹東市
振安区金山湾の八三油類保存所(軍が管理、立ち入り禁止？)から
北朝鮮の新義州の精油施設奉化化学工場に繋がっている。
多分、鴨緑江の川の川底か、川下の地中に埋めているのか不明。
全長は３０.３km、３７７mm丸径、１９７５年１２月２０日に竣工
年間、約５２万tonの輸送量。
丹東から、約８６０ｋｍ北、黒龍江省の大慶油田の原油が
鉄道貨車にて、金山湾の当該油タンクに運ばれているようだ。
ただ、金山湾の当該油タンクからのパイプラインは、実態は
確かなのかは不明である。
また、原油の精製プラント施設？に関しては、当該金山湾油タンクから
約１５～１７ｋｍ離れた馬市村(虎山長城の近く)の輸油ステーションへ
地下のパイプラインを通じて送られ、原油を加熱、加圧(圧送装置）し、
鴨緑江対岸の北朝鮮の平安北道の義州郡の地方産業工場を経由し、
烽火化学工場に送られ製油される説もあるそうです。
ネットで調べてみたが、石油プラント施設等の周辺から写真撮影や
立ち止まって眺めていることなど非常に危険であり、中国側も
実態を知られたくないということでしょう。
北朝鮮の制裁で、中国側の当該石油パイプラインを、閉鎖すれば、
北朝鮮対して”兵糧攻め”が可能ですが、果たして、中國が
実行するするとは思えないが。。。。。

朝鮮族、北朝鮮系！の店舗が多いようだ

ホテルからの風景

鴨緑江の遊覧船船着き場

遼寧省丹東市の郊外、寛甸満族自治県の天逸埠頭、虎山長城から
鴨緑江上流に向かった場所にある遊覧船の船着き場。
鴨緑江流域の朝鮮領の中洲の内側を航行するため(入国ビザなしで
完全に朝鮮領内に入る）朝鮮の民家や労働者を間近で見られるうえ、
満洲国時代に造られたという軍事港湾施設（北朝鮮領）のすぐ傍迄
行けるからです。
丹東の遊覧よりスリリングかもしれません。

両国の国境線は、川の中間点？ですが、両国の漁民は、相手の土地の
河の部分まで行け、上陸しなければOKとのことです。。

北朝鮮側の監視小屋が所々、散見されるが、チャンと監視していないみたい

北朝鮮側の牛馬！+　荷車、農民、庶民(docomo sumaho)・？

河の中州の島は、北朝鮮領土で、送電線が北側から着込んでおり、
我々の遊覧船は、かなり近く迄、接近できます。。

中国人？、北朝鮮人、中國の警戒艇も1時間の一回くらい巡行している

虎山長城に登る登山口まで、お姉チャン電動カートで、1Km位、移動！

虎山長城を目指す・・・
虎山頂上まで、成人は、1時間のところ、約40分で、往復する
最後は、へばりながらも、正に四足で征服する
これで、北京から”八達嶺長城”に行かなくてもいいかも

山頂からの眺め

中国人の中年の夫婦？と一緒になり、李香蘭の”天涯歌女”（中国人の
中年の方はご存知）”を知っているか？と拙い北京語で訊いたら、
”この歌をよく知っていますね”と驚かれました。
ついでに、李香蘭の”何日君再来”、抗日義勇軍の歌：国家など、
小生の知っている限りの話を、スマホも利用して交わし、大騒ぎして
頂上まで一緒しました。。。。。

山頂からの眺め

山頂を征服、記念すべき一日です。。。。

一歩跨ぎまで、歩いて移動する

一歩跨、乾季には、一歩で、渡河できるそうですが、金網を
越えていかなければ。。。

一歩跨ぎの右側にある石？

途中、丹東の安普請の博物館兼土産物店により、北朝鮮？の
お土産をたらふく、みんな買ったようです。
小生は、”ALOE VERA:Soothing Gel”、妓生絵柄ぐいのみetc,
女房が、新大久保の韓国店で買ったのと同じ安物のハンドクリームで、
当該店のものは、韓国製と中国製みたいでした。。。。

再び、鴨緑江断橋を見学、有料です

北朝鮮からトラック、石炭はダメなので、何を積んでるのかな

断橋先端部・。。

断橋、先端の記念石？

断橋から下流に、5年くらい前に、新橋を作ったが、北朝鮮側の、道路は
未着工で、車が一台も通行してません。

丹東で昼食、あまり食しませんでした・・・
”鴨緑江啤酒(Ya Lu Jiang River Beer)”は、２本飲みました

丹東駅プラットホーム

丹東から瀋陽に戻ります

瀋陽に戻り、最後の晩餐、地元のビール（25元）よく飲みました

食事のあと夜市を散策する
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奉天ヤマトホテル

奉天駅に、併設されたステーションホテルとして、1910年（明治43年）
10月1日に客室数12室で開業（1913年には19室、1922年には30室に増設）。
1929年（昭和4年）5月10日、奉天大広場前に完成した客室数71室の新館が
営業を開始した。
内外装は、アール・デコ調のデザイン、外壁は、白色のタイル貼り仕上げ
客室は全室浴室付き、館内には、バー、ビリヤード室、理髪室など
長期滞在者向けの設備が設けられた。
当時は最新かつ最高格式のホテルとして知られ、歴史の教科書に名前が
登場する著名人が、数多く投宿した。

現在、三ッ星ホテル・遼寧賓館として営業。客室（77室）は、
改装されているが、エントランスやレストランは、昔のままの装飾が
維持されている。
エレベーターホールには、上記を含め著名人の宿泊を示すプレートが
標示されている。
設計－横井謙介・太田宗太郎（小野木横井共同建築事務所）
施工－清水組
構造－鉄筋コンクリート造地上3階、地下1階建
延床面積－ 8,872m2
現所在地－中華人民共和国遼寧省瀋陽市和平区中山路97号

戦前の最高級ホテルであった南滿洲鐵道株式會社経営の”大和ホテル”は、
大連、旅順、奉天（瀋陽）、新京（長春）、哈爾濱に建てられた。
いずれも、満鉄のあじあ號の停車駅です。
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奉天大和ホテル（現、遼寧賓館）宿泊可能です
但し、宿泊費は,三ツ星？クラスで、そんなに高くないそうです

大和ホテル、中山広場から映す

大和ホテル室内、李香蘭、蒋介石も泊まったようです

大和ホテル室内,通路

大和ホテル室内、、、、

李香蘭の初舞台となる会場、後方入り口側

李香蘭の初舞台となる会場、高い天井

李香蘭の初舞台となる会場(docomo sumaho)

李香蘭の初舞台となる会場(docomo sumaho)

ロビーの２階、レストラン？
ロビーで、年代物のソファーに座って、煙草でいっぷくする...
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李香蘭。。。。。
1920年（大正9年）2月12日、中華民国奉天省（現：中国遼寧省）の
炭坑の町、奉天北煙台で生まれた。
奉天は、李香蘭が幼少時代を過ごしたふるさとです。
李香蘭がデビュー前にヤマトホテルの舞台で、初めて人前で
荒城の月」を披露。
北京へ向かう李香蘭が利用した、満鉄の奉天駅も、当時のままの姿を
残し現存しているのが素晴らしいです。

昭和14年（1939年）、東宝映画・満洲映画協会の合作で
製作された「満洲大陸国策三部作」,「白蘭の歌」「支那の夜」
「熱砂の誓ひ）の第一作目、長谷川一夫李香蘭の主演、
満州を舞台に長谷川が、満鉄の少壮技師、李香蘭が、満州の
富豪の娘のラブロマンスを描いた恋愛大河ドラマ!...
この映画で、奉天の当時の観光名勝が映画の中にあるのか
検証することは無理ですが、映画の中の満洲の風景は、貴重です

中山広場では、お巡りさんが、車を停めて、我々を横断の
手助けをわざわざしてくれました
広場では、中年のおばさんち同士が、ルンバを踊っていました
まだ肌寒いのにご苦労さんです

写真は、撮れなかったが、バスの車窓から北朝鮮の親子が、亡命
しようとした、”在瀋陽日本国総領事館”その横は、北朝鮮大使館
見学したが、鉄条網、高い壁、物々しい重装備した中國解放軍兵士が
厳重監視しており、ピリピリした緊迫感が、伝わってきました。
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在瀋陽日本国総領事館、北朝鮮亡命者駆け込み事件

２００２年５月８日、北朝鮮・金高哲一家、5人の亡命者は、日本国総領事館に駆け込みに失敗し、中国人民武装警察部隊に取り押さえられた。その際、総領事館の敷地内に無断で足を踏み入れていた事、逮捕された亡命者が北朝鮮へと送還される可能性があった事、日本国内の中国大使館及び阿南駐中特命全権大使の事件への対応（亡命者が大使館に侵入した時は、追い返すよう指示）を巡り批判、問題が発生した。
日本総領事館敷地に入った中国警察官に対し、宮下副領事が、亡命者の取り押さえ及び敷地立ち入りへの抗議を行わず、武装警官の帽子を拾うなど友好的な態度に出た映像が、日本のテレビ局で報道され、日本と大韓民国における批判を呼んだ。（領事関係に関するウィーン条約第31条第2項参照のこと）
その後、金高哲一家は、韓国への亡命が認められた。金氏は、北朝鮮における体制、事件の際の領事館の対応、日本の一部マスメディアなどを批判している。
現在、中国は、今後同様なことが起こらないよう、領事館の廻りを中国人民解放軍により厳重警備し、城壁・有刺鉄線等、一般の立ち入りを禁止している。
尚、写真の、可愛い女の子は、家族で、韓国に住んでいるそうです。
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張燕の声が素晴らしい、”何日君再来”

瀋陽は、北朝鮮、朝鮮族、脱北者など難しい、問題をかかえた
緊張感が伝わってきて、改めて考えさせられます。。。
ホテルに戻り、忙しくツアーで駆け巡った楽しいシーンや、日本では
ＴＶでしか様子がわからなかった瀋陽の現実を、肌で体験でき
嬉しかったです。
李香蘭の初舞台の大和ホテルで、荒城の月を歌った記念すべき
会場をみて、忘れられない体験となりました。
夜遅くまで、想いにふけながら、スカッチウヰスキーで
瀋陽の夜に乾杯する。。。。。

了

不肖：驫鍾馗 | 中國旅遊 | comments(0) | -

瀋陽・丹東の旅遊（３）

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