猛虎過江

2016.11.09 Wednesday

韓流ドラマ：　ホジュン

朴韓国大統領は、彼女の父親が、KCIAに暗殺された以降
親しくしてきた崔女史との国家機密漏えいの事実が白日に曝され、
韓国内がどうにもならない"炎上"状態になっています。
この時期に、韓流ドラマ”ホジュン”の動画を、懲りずに
毎回、観ています。
このドラマは、平成１４年に、”ホジュン～宮廷医官への道”の
大ヒットをうけ、”ホジュン～伝説の心医”として
リメイクされました。

内容は、妾の子から王の主治医に上り詰めた、実在の名医、
ホ・ジュンの波乱万丈の生涯をドラマティックに描かれています。
２作品は、あらすじもほぼ同じで、出演する俳優だけは、ほとんど
入れ替わっています。
今回、観たのは、６３話”扁額復唱の罰”という、最高の内容であり、
ここでドラマが終了してもおかしくない感動的内容であった。
宮廷医の内規に違反し、宮廷の内医院の入口門と医院前に
掲げられている医術に関するスロウーガンを、階段を
乗り降りして復唱するという過罰で、通常、５００回で
死んでしまうという過酷な罰である。

内医院入口門、医院前で、それぞれ、”調和御薬、保護聖躬”、
”薬石次之、調揖修養”と読み上げるのです。
約２４時間くらい、往復し、最後は、歩くこともできなくなり
這えづって誰もなしえなかった１０００回を、死なずに
やりとげてしまうという筋書きでした。
その際、恩を受けた師匠に対して、つぶやいた内容を記して
おきたいと思います。

師匠
私は、法に背きましたが
医者の本分は果たしました
師匠の教えを守り
心医になりたいです
ここで倒れたら
彼らの理不尽な制度を盾に
当然のごとく
患者に蔑むでしょう
私に力を
お与えください

と、素晴らしい言葉で、訳されていました。
あくまで、実際あったのか知らないが、感動的な内容に
感涙しそうであった。
ドラマ自体、ひと昔前の日本のドラマに似ている感があるが
今の韓国の人たちも当然、観ていると思いますが、どんな
感想を持ったか訊いてみたいです。

了