猛虎過江

2011.06.18 Saturday

静岡県庁特別応接室（高齢者叙勲伝達式）

はっきりしない梅雨模様の中、８８歳になった父親が
高齢者叙勲の対象となり、県庁での伝達式に参加しました。
父親の介添ということで、我々夫婦も、なかなか入室する
ことのない特別応接室に初めて入ることになりました。
控え室では、県職による話があり、伝達式のリハーサルが
行われました。

応接室は、絵画、盆栽などの調度品がどうだとばかり
置かれいる大会社の応接室をイメージしていたが
以外に質素であり小ざっぱりした感じです。
時間になり、我々が、最初、応接室に入室しました。
父親が、川勝知事から旭日単光章の勲記（證書）を拝受、
介添役の小生が、勲章をなぜか拝受しました。
そのあと、知事と記念撮影を行い、最後は、知事と
短い話をするという機会がありました。

父親も、少し昂揚している感じで、知事との会話も
なかなか口を開かなかったので、余分ながら小生が
”父は、戦争に行ってきました”というと”騎兵部隊に
所属し、満州の北から南の各戦地で戦ってきました”と
話し始めました。
戦争の話をしたら長くなるのでそれとなく父親に合図を
して、後がつかえているので部屋を後にしました。

伝達式が終了し、近くで昼食にすることにしました。
娘が、県庁近くで働いているので、差し入れを持って、
職場を訪問！しました。
女房には、娘の勤めている店の売り上げに貢献のため
何か買うよう云いました。
その後、デパート内の寿司屋で、娘と３人で昼食する
ことができました。

娘とわかれ、少し市内で買い物して家に帰宅しました。
１９時から行われる農協総代会事前説明会まで少し時間が
あるので、梅を摘果しようと思ったが、なんだか久しぶりに
県庁まで、大騒ぎをして、車で乗り付けたので、小生も少し
興奮したり緊張したせいかだいぶ疲れていました。

それから、今回の叙勲の報告会ということで、６月下旬に、
組合衆や親戚一党を呼んで、約４～５０名程度の少人数で、
叙勲祝賀会を挙行する予定です。
グアム島で戦死した父の兄（勲七等青色桐葉章）の勲記と
勲章も、叙勲御用達し業者と相談し、父と同じ高級！な額に、
セットしてもらい、祝賀会会場にならべて展示し
招待者にみてもらうなど、あれこれ話し合いました。

最後に、蛇足ながら、今回の叙勲について、私的見解を
書いておきたいと思います。
市役所の議会事務局から高齢者叙勲知らせがあり
静岡新聞に小さな記事で氏名の公表がありました。
春、秋の叙勲は、大騒ぎしてマスコミに発表されますが
高齢者叙勲は、旭日章でも一番、下位であり、市の広報に
紹介されることもなく、当方も市役所の担当部署に受賞後、
挨拶に行くのか確認したが、必要ないようです。
高齢者叙勲された方の家族は、どのような動きをするのか
確認のしようがないので、叙勲御用達し業者にいろいろ
状況確認したところ、隣の富士市などは、市長が鄭重に
接してくれるそうです。
その他の自治体は、”勝手に行って勝手に帰ってこい”
という状況の様です。
旭日大綬章の石川前県知事から比べれば、高齢者叙勲などは、
昔の叙勲でいう、勲６等、勲７等レベルの最下位のかるい
おまけみたいな叙勲であることを感じました。

いずれにしても、今回、なによりも８８歳まで長生き出来た父親も
大変、喜んでました。

了