猛虎過江

2011.03.28 Monday

白水山・登山道の整備

２回目となる白水山の登山道の整備をしました。
先回は、登山道を阻む杉、檜の倒木の撤去を行い
今回は、見晴らしのいい箇所に倒木を利用して
簡単なベンチを２か所に設置するのである。
本日は、天気も良く百姓日和であるが、上稲子区の
役員と、NPO法人里やま芝川の有志が、参加協力し
総勢約１５名、作業ができる格好で集まりました。

この作業のできる人は、家に、チェーンソー、草刈り機、
鉈、鋸、簡単な工具類を保持し、軽トラックを持っていないと
用は足しません。
登山道とはいえベンチを設置したり、伐採、枝打ち等
行うには、当該山林の所有者を区長が苦労して探しだし
渡りをつけて本日の作業に入れたのである。

軽トラックに分乗して、白水山登山道の北側入り口
石神峠まで行き、そこから道具を背負子に括り付けたり
重い道具は、各自持ち合いながら頂上を目指す。
途中、富士山の眺望できる箇所があり、大雑把に
遠望の邪魔になる雑木の伐採や枝打ちをおこなう。

それから、少し登ると、稜線に到達し、山梨側は、
がれ場になっています。
今回、この箇所に倒木を利用して長いベンチを
２つ設置しました。
ガレ場に入らないよう危険防止のため、持参したロープを
ベンチ付近前方に張っておきました。

この作業は、約１時間半で、やっつけてしまいました。
チェーンソーで、３０Cm位の倒木を職人のごとく切り
ベンチは、ぶっつけ本番で、みんなの知恵を出し合って
なんとか立派な作品が出来上がりました。
さすが、地元の中高年のオッサンの底力を感じました。

ここで、既に、１２時近くになったので、昼飯にする。
風が少しあって、少し寒いが、持参した、おにぎりや
ゆで卵など、おいしく食べることができました。
昼食後、白水山の頂上を整備するため稜線を登っていく。

白水山頂上は、杉、檜の高木で覆われ、一般の登山者が、
”眺望のきかない何にもないところです”などと、
戯言をを云っておるようです。
とにかく、頂上の三角点付近を覆う熊笹を３台の
草刈機で刈り、倒木あったり雑木があって刈りにくいが
それこそ力任せで、富士川や白鳥山が見渡せる付近まで
一気にやっつけました。

丸太ベンチ設置班は、倒木を刻んで丸太のベンチ２つ
頂上の大木の横に設置しました。
頂上から東（山梨向き）約５０M付近、私的命名である
”富士川遠望見晴らし台”までは、登山者が、誤って
遭難しないように小生の好きな黄色と黒のロープを
約５０M位、張り巡らしました。

見晴らし台の地点では、杉の大木が２本あります。
２本の大木を切り倒せば、眺望がきいていいのですが、
勝手に、許可なく伐採はできません。
今回、枝打ち用の梯子など持ってこなかったが、
何とかして枝打ちをしたいです。
枝は、３M付近の高さにあり、枝に手が届かないので
倒木を木に梯子のように立てて、木によじ登り、鋸で
恐る恐る太い枝を２０本ほど切り落としました。
とても７４キロの中高年が行う作業ではないです。

怒涛の勢いで、頂上での厄介な作業が終わると、雪が
降ってきました。
寒いなか、作業道具、燃料、弁当持参の無報酬作業を
黙々とやっている姿は、頼もしい限りです。
しかしながら、皆、かなり無理をして全身作業を
したので、明日、明後日ごろ、ドット身体が、
悲鳴をあげて大変でしょう。
ご苦労さんでした。

了