猛虎過江

2010.02.20 Saturday

支那の夜（上海、蘇州、無錫の旅）

２月１５日～１９日まで、念願であった中国に行ってきました。
２回目の利用となる富士山静岡空港から上海浦東空港へ
総勢１８名、日本から全行程、添乗員付きの贅沢な典型的
日本人団体観光ツアーです。
中国の旅行は、以前、香港、澳門には、３度程、仕事や観光で
行っているが、上海は、初めてであり、女房は、”青年の船”で
上海に来ているということでした。
（昔、香港の中国代理店経由で、鉄観音（鳥龍茶）等、雑貨品を
輸入すべく香港へ出張したのが、最初の旅行でした）

今回の旅程は、空港から水の都・蘇州へ移動し太湖周辺に２泊し
寒山寺、三国城、留園、虎ファン必見の虎丘の斜搭（車窓）
ナイトクルージングと蘇州の美味しい有名個所めぐりです。
蘇州から錦渓に寄って上海に戻り、２日間、外灘、豫園、
上海ヒルズ、万博関連個所等、上海定番コースを廻りました。

中国は、春節（正月）にはいり、道路はあまり混雑しておらず
バスでの移動もスムーズであり予定どうり観光出来ました。
ただ観光地は大変な混みようで、添乗員も大変な様子です。
今回、ツアーの参加者は、６０歳以上の方々が大半であり
我々夫婦が一番年若いようです。
タビックス・ジャパンの観光コース設定も洗練されており
熟年夫婦の旅行としては、ベストであろう。

今回、パックツアーと言う事で勝手にその日のコースを
キャンセルして単独行動はできないので、ホテルに帰着
してからは、どうしても見ておきたい個所を拙い北平語を
駆使しタクシーをチャーターして見ることが出来ました。
定番コースも印象的でしたが、小生としては、あと
１週間位、現地に留まってゆっくり探索してみたいが
次回の楽しみとしておきたいです。

李香蘭：支那之夜、蘇州夜曲、周旋：天涯歌女、華亭賓館で
上演される老年爵士楽団（ジャズ演奏）（正月で休演）等々、
(桂林中国国際旅行社の馬先生のメイルで確認、謝謝！)
上海雑技団の妙技観賞（女房は２回目であり無理やり鑑賞）
十分時間をかけて見学できなかったが、限られた時間で
あったので仕方がないです。
しかし、下記に記した個所は、多分、日本人観光客が殆ど
いくことのない場所を紹介しておきたいと思います。
中国Google地圖で住址と地號を特定しタクシーの運転手と
大騒ぎして夜半探し回って探し出しました。

宋家老宅（宋家三姉妹居宅）：上海市静安區陜西北路３６９號



蒋介石故居（蔣中正居宅）　：上海市徐匯區東平路９號



張学良公館（張学良居宅）　；上海市廬湾區皋蘭路３０４號

夜（２２時頃）なので、写真撮影のみで残念であったが、
該当地番では、当該建物がなく、違う建物になっていました。
夜中に、中国人もあまり知らないなんの変哲のない建物を、
何とか写真に収めようと殺気立ってウロウロしている
日本人夫婦の行動を、周りの中国人は、奇異にみえたようで、
警察に通報されかれない雰囲気を感じたのでテキパキと
写真をとりその場を足早に引きあげました。
（デジカメで既に１００枚近く取ってあるので、フラッシュも
あまりきかないので、上手く撮れませんでした）
しかしながら、１９３０～４０年代の上海”支那之夜”に想いを
胸に暫らく想いふけっている小生でした。

今回の旅行中、機会があらば、中国楽器の生演奏で美麗的小姐に
歌ってもらいたいという欲張りな想いを持っていたが、偶然にも
３度、その機会に巡り会いました。
蘇州の小運河のクルージングで、小船を操る中年小姐に
小生の大好きな”何日君再来,茉莉花”を歌ってもらいました。
日本人観光客相手の中華飯店（昼食、晩食）で一本３０元の
少し高目の、青島ビールを３本位、飲みながら食事をしていると、
小楽団が、なぜか小生のもとによく来るので、嬉しいことに
小生を”大人”と勘違いしている感じです。
小楽団は、日本人観光客には、定番曲である蘇州夜曲をリクエスト
させたいみたいだが、有料のため、ツアー仲間の人たちは
お金を支払わなければならないので、誰一人関わらない。

小生は、天涯歌女、四季歌、梅花等、中国人に有名な曲を
拙い北平語でリクエストしたら、老師が、こんな曲を知っている
日本人がいるとは、ビックリした模様であった。
冷やかしに、月光小夜曲、高山青（台湾の歌）もリクエストしたが
当然、演奏できないといわれました。
（正確には、気のいい酔っ払い日本人がカモられたのであるが）
所謂、"中国かぶれ"の旦那をもつ女房も呆れ顔です。
歌ってくれた中国の歌の背景を詳しく理解？していると自認する
小生としては、まったりとした至福の時間を過ごせた事は、
贅沢でありシアワセデシタ。

５日間の駆け足の旅程であったが、遙か１９３０～４０年代の
"老上海"に想いに深ける時間が持てた事は、嬉しかったです。
小生の憧れの俳優、李小冉小姐も、街のコンビニで本をゲットでき
現地の娘さんに、李小姐の実年齢を確認できました。
（まったく、どうでもよいことですが）
１４５年の歴史のあるＨＳＢＣ（香港上海銀行）も確認できた事
（これもどうでもよいことですが）
楽しかった夢のような上海・支那の夜、蘇州夜曲、無錫旅情、等
大雑把に、現地の触り部分をなでるような団体旅行であったが、
中国大陸入門の旅行と言う事で、満足してます。
上海中信國際旅行社有限公司の陸峰先生と再度訪華する事を
約束をし、エネルギッシュな息吹をかもし出す魔都:上海を
後にしました。
再見！我的朋友！
終劇

（以下：旅行の雑写真）

蘇州の夜：近くで爆竹や花火を盛大に上げていた

天平大酒店前。早朝五時、近くの店で、ミネラル水を買う

三国城；三国志のテーマパーク、スケールが大きいですね

猛虎年、新年好！恭喜發財！　大きな鼎に”天下泰平”を祈願

太湖遊覧：尾方大作の無錫旅情で有名になった

観光船内で京劇の歌手？ライブ

ガイドサポートの素敵な楊小姐

楓橋夜泊で有名な寒山寺、

寺の廟の仏様に手を合わせる

寒山捨得の漢詩を説明をする陸先生

身延山の塔より大きい五重塔

虎丘の雲岩寺斜塔：車窓から思わず,今年の阪神の健闘を念じる
”支那之夜”の挿入歌：蘇州夜曲を、李香蘭がここで歌った
今度、昼間じっくり気のすむまで見に来ます

留園！

留園！！

庭園で寛ぐ微笑ましい３人家族

錦渓の船着場

上海の悪徳大兄？　”THE NORTH FACE”の服と”YELXBLK”の
ハットが暖かそうですね！

お気に入りのベストショット

蘇州の水路！

小船に少し乗る

礼拝廟

小食堂で煙草”南京（２０元）”を買う、店主に虎の看板を誉める

夜の高速道路架下,正月のライトアップで綺麗だが、この國は
消エネなんて眼中にないのが勇ましい

魯迅公園の散策:太極拳、中国演舞、社交ダンスもやっていたので
女房とジルバでも踊ろうかと誘ったが恥ずかしくてキャンセルされる

魯迅の朋友、神田神保町、内山書店の社主：内山完造の碑

公園の道路に水で文字を書いていたよ

多倫路！昔の古い建物が保存されておりいい感じ

万博の説明館、これで万博の様子がイメージできました

農協：年金友の会の旅行みたいな日本人団体観光団の勇姿

古いレンガの壁が素敵です

旧露國大使館内の売店で、女房は安い宝石を買ったようです

ここで小生は猛虎の素晴しい掛軸を買い叩いてゲットす

外灘

上海ヒルズ、この辺の高級ホテルに泊まりたいな

上海環球金融中心の最上階（４７４M）（三菱製エレベーター）へ

森ビルからの上海展望！ドコモのサービスセンターがあり助かる

東方明珠塔：東京タワーより高い

上海展望、恐ろしいくらいの建設ラッシュ

ＨＳＢＣ（香港上海銀行）の新ビル

上海展望！！

上海展望：バブルの最高地点の風景か？

シャッターポイント

世紀大道

豫園；ツアーの年配女性が迷子になる程の混雑でした

豫園の春節風景

スタバに集合：少し買物・散策時間があり、女房は箸、扇子、など
小銭で雑貨品を買う。満足のようでした。小生は、立派な白花瓶
（１８０Ｃｍ高、３６０万日本円）がいいと言ったが女房は
無視する（ただ言っただけ）

豫園の賑わい

豫園の境内

豫園の庭園

豫園の中庭：小舞台に演劇をよび華やかな酒宴が行なわれていた

１９３０～４０年代の三脚鼎（三大スター）李香蘭、白光、
そして三星伴月、馬路天使の周旋

夜上海の写真は今回、録れませんでした.
カメラの感度が,途中からおかしくなり暗い不鮮明な
画像になりました。
又,写真を取りに再度、訪華しなさいという事でしょう。

拝看感謝！