猛虎過江

2009.12.31 Thursday

静岡新聞の論説

毎日、静岡新聞を読んでいるが、新聞の顔といえる三面の
”論壇”と”大論、小論”をよく読みます。
政治、経済、国際関係と、論説委員が、切り込みの鋭い
文章で解説してくれているのが有り難い。
日頃、TVやニュースで報じている報道や幾多の情報を
頭の中で理路整然と整理し起承転結をつけ文章を記している
静岡新聞の論客には、敬意を表したいです。

政治
自民党政権から民主党政権に変わり世の中少しは
良くなったのであろうか。
自民党政権時代にどう見てもおかしい特殊法人の天下りや
企業との癒着など問題があり、民主党政権下で少しはメスを
入れてくれているが、まだ生ぬるい感がします。
官僚が、天下り先を渡り歩いて、我々から考えられないほどの
給与、報酬、退職金を国民の血税から支払われ、当然の如く
受け取っている輩達に対して、一般庶民は、自給８００円程度の
時間給で、正社員となんら変わらない仕事を、途轍もなく頑張って
働いている若者や中高年の人たちと比べると、同じ人間として
不公平ではと思うのは自然の事であると思います。
我々民間人は、とりあえず役所に行き月曜日から金曜日まで
勤めれば、月末には当たり前のように給与が支払われている
役人の存在を、何とかしてもらいたいというのがみんなの
願いなのです。
所謂、公務員制度の改革(公務員人件費見直し)と格差是正を
正すのが、いまの政権に求められていると考えます。

経済
経済不況、デフレスパイラルの進行などに対して、今の政権は
前政権がやってきた経済対策を全て廃止して、財政的裏づけのない
選挙対策用の政策をノッタラとやっているようであるが、
いかがもんでしょうか。
我々が思うのは、経済対策をまず実行して少しでも経済が
活発になるようになプランを専門家の意見を取り入れて
やってもらいたいのです。
素晴しい頭脳と経験をもった官僚達を排斥しないで彼等の力を
借りても良いのではないかと思います。
子供手当、失業手当等対策に優先的に予算を振り分ける前に
企業がもっと存続できるように真剣に考えてもらいたい。
民主党政権は、大企業は嫌いのようで、企業に勤めている
労働組合には、味方につけておきたいのは解かるが
日本の経済を支えている企業を最大限支援して経済活動を
活発化させ、日本の経済を安定させて行くのが、現政権の
使命なのです。
企業が安定すれば、失業者や派遣社員を吸収雇用し、年金や
各種保険を企業が負担し、個々の納税が進めば、失業対策にもなり、
国の税収不足には、陥らないと思います。
経済が回復安定してから、教育や子供対策等を推進するのが
順序であり王道ではないかと単純に考えます。
こんな事は、高校生でもわかる事です。

国際関係
民主党の小沢幹事長が、若手議員を多数引き連れて中国に
朝貢したのをTVで見たが、あれは、日本が中国の属国になった
というのを全世界に発信してしまったのではないかと考えます。
まさか民主党の新人議員が、中国の首相と握手している写真を
自分のブログに得意げになって載せている愚かな議員は一人も
いないとは思うが如何なもんでしょうか。
民主党の総理や閣僚が、沖縄の基地問題に対して、たかが
少数政党の社民党の福島瑞穂一人に恫喝され、外交政策を
ふらふらとさせている元凶を、なぜ政権から出て行けといえない
鳩山政権のふがいなさを国民は、嘆いています。
TVで政党討論によくでて、相手の事（国）の事を考えずに
言いたい事や言い訳ばかりクドクドといっている福島党首、
おまえは場外退場した方が、日本のためになると、国民は
みんな思っています。
いつも空気の読めない近視眼的発言ばかりしていて本当に、
あなたは、弁護士と疑いたくなります。
民主党政権もアジアを重視すること自体、間違いないが
中国との関係は、もっと過去の歴史と共産党政権をよく
分析し、勉強してから関係を保ってもらいたいと思います。

以上、今年、政権が変わり日々のマスコミの報道をみて
感じた事を、拙い文章で綴ってみました。
来年は、トラ年、いい年にしたいです。
乱筆乱文、御免

了