猛虎過江

2008.05.06 Tuesday

つばめと竹の子

今年も、１週間位前から、つばめが我が家にやってきました
早朝、聞きなれない鳥の鳴き声がするので、注視して
屋根裏の端を覗くと、今年も何の挨拶もなく来ています

つばめが飛来する時期は、竹の子が取れる時期でもあります
芝川町の竹の子は、内房地区の竹の子が有名で、竹林がまるで
畑と間違えるほど、綺麗に整備し、竹の子用の肥料も
ちゃんと蒔いて、収穫は、まだ地表に竹の子の先が
見えるかどうかの時点で掘り起こすようです

我々の地域は、竹林になんの手も加えず毎年、出てくるのを
５回くらい収穫して、親類縁者にくれてやるのです
家の裏に、竹林があり、そこだけで自家消費する分は
間に合うが、家から５分～１０分急坂な山道を登り詰めると
竹林が、２箇所あり、それも毎年、掘りに行きます

何故、掘りに行くかと言うと、杉檜が植林されている所に竹の
地下茎が留まっていればいいですが、竹の子をとらないでおくと
毎年、１００本～２００本くらい真竹になってしまい、植林した
杉檜の間に真竹が生えてしまい手のつけられない状態になります

竹の子を取りながら、出てくる竹の子を、足で蹴飛ばしたり
鉈で、切り落としたりして、かなりのいい運動量です
竹の子の出始めは、猪が竹の子を掘って食べてくれるが
流石、猪も毎日、食べているとあきるのか、かなり
食い散らかしているようです

我が家は、竹の子を出荷する訳ではないので、親類にくれると
重宝がれたが、今は、竹の子の皮を剥いて茹でて食べるばっかりに
しなければ喜ばれないので、”欲しければ取りに来い”といい
昔みたいに竹の子を親類に配る事はしません

今日も、裏の竹林に行くと、しぶとく竹の子があるので
足で蹴飛ばし、皮をむき、この時期に食する最後の竹の子に
しようと思いました
あと一ヶ月もすると、この辺では、”はちく”という
孟宗竹の半分くらいの径の竹の子がとれるが
その竹林も少し離れた高い山のところにあり、今年は
そこまでいく余裕があれば取りに行くが、丁度この時期、
百姓や行事などごたごたするので、行けないだろう

竹林の中で、竹の子の皮を剥きながら町道の方に目をやると
連休なので、遊びに来る車がやたら入ってきています
今年は、珍味で美味しい”はちく”を取りにいくかどうか
頭の中で考えを巡らしている自分の姿を、我が家に飛来した
新客のつばめに見られている様な妙な気持ちになりました

了

不肖：驫鍾馗 | 明亮的農山村地區 | comments(0) | -

つばめと竹の子

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