猛虎過江

2008.04.22 Tuesday

臺灣とチベットは中国のもの！

報道によると、２1日、マレーシア・クアラルンプールで
北京五輪の聖火リレーで、日本人３人がチベット暴動の
抗議・アピールしたところ、中国系住民ともみ合い
地元の警察に保護されたと報じています

当国の中国系住人は、”臺灣とチベットは、中国のもの”
などと、のた打ち回りながら抗議しているようだが
中国の国家（中国共産党）が思っている考えを
見事に端的に表した言葉だなと感じました

中国系住民は、日本が、中国で犯した過去の歴史を、この人達は
何も学習していないのではないでしょうか
各国に留学している学生達も、自分の国の客観的歴史検証の
学習ができる環境と時代になってきているのにそれすら
していない

中国国内に目を向けると、フランス製品の不買運動などの
管制運動も起こっているようだが、携帯でメールを裏で操って
煽っているのは、誰が見ても、中国政府が関与しているのは、
見え見えである
それなのに、共産党政権の思うがままにそれに乗ってしまう
中国の若者達は、情けなくさみしい限りです

近年、中国では、一人っ子政策がとられており、共産党政権を
否定・打倒する力になってきていると思うが、中国が、北京五輪
万博を乗り切ったとしても、その後は、どのような形で中国が
変貌していくのかみものである

中国は、過去の歴史の流れから考えると、”中国の歴史は
易姓革命の連続である”と昔、学校で習った事があるが、
腐敗混濁した政権に対して、新しい力をもった指導者が
政権を奪取して何回も変わってきた歴史があります

小生は、中国の歴史で、もしも国共内戦で蒋介石が、毛沢東に
勝っていたのであらば、現在の中国の政治・経済状況から判断して
どのようになっていたのかなと考える事があります
戦時中、及び戦後は、米・ソの大国のなか、中国もとても誰かが
国を束ねていくと言う事は、大変な時代であった事は間違いないが
日本の戦後の経済発展を考えると、中国が共産党政権だったので
中国が経済発展するのを、５０年くらいブレーキをかけたのは
幸いだったかもしれません

話がそれてしまったが、北京五輪の今回の聖火リレーを
辞退する国がいないというか、中国との経済取引を優先して
各国も、中国政府に媚をうるような軟弱な国が多くなって
来ている事も、はがゆく残念な事であります

チベット問題にしても、チベット人は、同じ仏教国として
日本を尊敬していると言われているが、日本の仏教関係者は
何をしているのかと小生は仏教人の動きに注目してました
関西の方で、同じ仏教人として抗議活動をしていると
動画でみたが、長野の善光寺でも、チベットで亡くなった
人達の追悼法要を行なうと報道がありました
この事は、善光寺の仏教関係者達が、正常な見識を持って
決断したことは誠に嬉しい事です

以上、だらだらとまとまりのない雑文を書いてきたが
今回の北京五輪は、各国の聖火リレーの段階でトラブル続出の
状況に対して、北京政府がとっている態度では
モスクワ五輪の如く日本をはじめ各国が、参加を辞退したほうが
いいような気がしています

終わり