猛虎過江

2008.03.21 Friday

富士宮農協・不正融資事件について

３月１８日の静岡新聞によると、富士宮農協（渡辺組合長）で
５０代の支店次長（白糸支店）が顧客の定期預金２０００万円を
担保にして不正に、１７００万円（１７５０万円）を着服してた
事が判明した（カッコ書きは、産経新聞の報道記事）
この支店次長は着服した金を、今流行のガソリンの先物取引に
投資していたそうです

事件の事は、静岡第一テレビなどで報道され、地元の”岳南朝日”
”岳陽新聞”にも事件の詳細の記事が載り、良識ある人たちから
農協役員の管理監督の責任問題を問う声があがっております
富士宮市の経済をつかさどるオピニオン　リーダー的存在である
ＪＡふじのみや（富士宮農協）の恥を全国に知らししめてしまって
地元としては，本当に情けないみともない事です

なぜ情けないという事は、この事件の始まりは、平成１４年７月の
事であり、６年間も職員が不正をしていたのに、現組合長の下で
毎年、精査・監査もなされ総代会も何もなかったように開催され
白日に公にされることもなかった事です

富士宮農協も国から許可をとって金融を行なっているのであるから
農協の役員も職員が不正に踏み込まないように日々、管理・指導して
農協を管理運営して責任を全うすることが、職員の上にたつ
理事の職務であるなどという事は、高校生でもわかる事です

この観点から考察するに現農協の理事は、この非常事態のとき
何を考えているのか？
現組合長は、”非常に残念で、情けない。業務の管理体制を
強化して再発防止を図り、信頼回復に努めたい”と新聞に
コメントしているが、とんでもない話です

６年間も不正をチェック出来ず、発覚してから本人が５００万円
返済して、残りの１２００万円は、家族、親戚が返したので
現常勤役員（組合長他）には、責任はなく、監査する監事が
悪かったなどという話が巷では知られています

今回の事件は、世間一般の常識でいうと、部下のしでかした
事の責任をとって辞任することが人の道だと思います
しかしながら、現組合長は、今回の事件の総括と責任所在の
纏めもせずに、次の３期目にも出るという
富士宮農協の株を保持している多くの総代さん達は
この組合長の責任のとり方に注目しています

小生も、子供会、PTA、消防団、地域の組、区や各種団体の頭や
会計、監査等の責務をこなしていろいろ見てきたが、会計、監査等
担当になった責任者は、金額の出納に関しては最善の注意をして
事を行い、扱っているのは,みんなから預かった公金です
金の管理については、あたり前の事ですが、”善管注意義務”を
もってその責務をこなしているのです

PS　関連記事　”５月１７日UP　”富士宮農協・相次ぐ不祥事
　　　　　　（３８２２万円の損害賠償請求が提訴される）”　

不肖：驫鍾馗 | 明亮的農山村地區 | comments(0) | -

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