2007.09.29 Saturday
ミャンマーについて雑書す
国民の約９割が、仏教徒だといわれているミャンマーで
軍政を倒す原動力になろうと思われる仏教徒を中心とした
デモが連日、行われ日本人カメラマンが殺された事件が
放送され小生も関心をもって報道に耳を傾けています
ミャンマーは、昔、ビルマという国名であったが
何時頃か、現呼び名になったのか印象がうすい
小生は、この国の歴史や現在の経済の状況は
ほとんど解らない不勉強の状態です
ミャンマーの国旗は、中華民国の満地紅青天白日旗の図案と
色の配置がまったく同じであり、一箇所マークが
違うだけのような印象を受けます
ミャンマーの隣国は、バングラデッシュ、中国、タイの
３国と国境を接しており、この国の国旗から考察するに
中国の匂いがしてなりません
ミャンマーの歴史を紐解くと、戦前、イギリスが植民地化した
インドとは、１８２４年から３０年くらい戦争をしており、
第一次大戦中には、対英独立運動が起こり、インドから独立し
英国連邦内の自治領となる
第二次大戦中は、アウンサン将軍が、ビルマ独立運動を指揮し
日本軍と共に戦い、ビルマ国を建国したのです
日本軍のインパール作戦の失敗や、日本の敗戦をへて
１９４８年には、英国から完全に離脱、独立を勝ち得たのである
しかし、翌１９４９年には、アウンサン将軍が暗殺された
この時期、中国では、国共内戦に勝利した毛沢東が建国を宣言した
蔣介石の率いる国民党残党勢力は、中国から南下して、共産党勢力と
ビルマの地を舞台に国共内戦を持ち込んで衝突していたのです
この時期、ネウィン将軍が軍を指揮し、自国の独立運動勢力を
取り纏め次第に、軍事勢力を束ね、以後、軍政を敷いていくのである
１９８８年には、軍事政権のもとで初めて総選挙が行われた
アウンサン・スーチー等の率いる国民民主連盟（NLD)が結成され
１９９０年にはNLDと民族政党が圧勝したが、相変わらず軍政は
敷かれたままで、逆に、１８８９年〜９５年、２０００年から
スーチー女子の自宅軟禁状態が続いているのである
国内の経済をみると、中国の存在が浮かび上がってきます
軍政の政権は、当初、社会主義という旗印を掲げて
工業（石油、天然ガス）を国営企業として推進したが
芳しくなく、１９８８年には、社会主義路線を放棄して
自由主義路線に転換を図ったが、上手くいきませんでした
軍政をといて民主路線に転換しない現政権に対して
米国、欧州諸国、そして日本等は、ミャンマーに対して
輸入禁止などの経済制裁を実施しているのである
その結果、ミャンマー国内の経済は痺えいし、軍の特権階級が
でたらめに私腹を肥やす状況になったのです
各国が協力して行なっている経済制裁をあざけ笑うように
中国が、ミャンマーに対して軍事や経済の分野で着々と覇権を
延ばし始めているのです
経済的には、隣国という事があるが、軍の掌握化にある
石油や天然ガスなどの天然資源をなんとか手中に収めようと
軍と結託し独占化を進めているのである
中国は、チベット政策の如く膨張主義、覇権主義を続けており
ミャンマー国内の港の土地を賃借して軍港を建設したり、腐敗した
軍の幹部と結託して、属国化しつつあるのではないかと思います
中国は、イギリス、日本が中国が植民地化された経験があるのに
今度は、俺たちが、植民地政策を行なうという誤った道を
歩んでいるような気がします
世界で紛争がある地域は、石油や天然資源が産出する国であり
中東は、イスラムの世界で、このイスラム教は、米国が
変えようとしてもどうにもならない宗教です
ミャンマーは、前述した通り、仏教国であり、本来ならアジア諸国が
解決に向けて努力しなければならないと思うが、中国がこんな
でたらめの事をやっていてどうにもならない
同じアジアで、石油の大消費国の日本の登場ですが
軍事力を発揮出来ない日本が云ったところでどうにもならないです
仏教徒を中心とした今回のデモは、市民・各層に波及して
軍政を倒すくらいまで行くかどうか知らないが
注意深く見守っていくしかないです
悲しくも、軍が住民に発砲している銃器類は、中国製、ロシア製
北朝鮮製？（国交断絶中）のものが多分使用されていると
考えられるが解せないですな
（Wikipedia一部参考）
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