2007.08.24 Friday
像霧像雨又像風（雨のシンフォニー）
孤独な街が 霧雨に浮かび上がる
拒みたいよ この苦しい現実を
灰色の空に ネオンが光っている
僕は 街角に立ちすくむ
雨や風も 構いやしない
孤独な現実から 逃げてしまいたい
でも自分の弱さを 言い訳には出来ない
悲劇の主人公は なぜ僕なんだ？
僕は この悲劇から立ち向かえない
君は 僕を愛した？
こんな結末は 寂しすぎないか
僕を愛した？ 本当に愛をくれた
寂しい僕を 痛み締めつける
（像霧像雨又像風の主題歌）
中国上海が舞台、２００１年に放送されたTVドラマ
”雨のシンフォニー”の全３０話をGyaoで２日間でみました
このところ、小生は、１９３０年代の上海の雰囲気にのめり
込んでいる感があるが、上海という文字にひかれ、第１話を
無料でみたのが間違っていたのか、完璧に嵌ってしまいました
２０歳位の男の主人公に絡むそれぞれの女性達の複雑怪奇な
恋愛関係と、上流社会（上海ボス、医者）と下流社会に蠢く
人間関係が複雑にからみ単なるラブロマンスに終わらない
見ているだけで少々疲れました
このドラマは、上海、臺灣で大ヒットしたそうですが
どうみても超高級な支那服をさりげなく着ている女性達も
艶やかで美しく”宋家の三姉妹”のような華麗さがありました
中でも、上海ボスの娘役の杜心雨（チョウ・シュン）の
可憐な表情といつも遠くを見ているような感じの演技が
このドラマで一番光っていたように感じました
はて、この感じは、同じく１９３０年代の映画”馬路天使”で
天涯歌女を歌っていた周璇によく似ている感じを受けました
普通のラブストリーは、いろんな困難を乗り越えても最後には
互いに結ばれ”愛と青春の旅立ち”をするのであるが
このドラマでは、これから結ばれるという時に、殺されたり
二人で新たな旅立ちをしようと客船に２人そろって乗船した
その時に、相手の男が、絶命してしまうという
小生が、一番気になった社心雨の結末は、どうにもならない
この混濁した現実の世から出家して佛門の世界にはいるという
ドラマ仕立てにどう考えてよいか困ってしまいます
せめて、３組のカップルのうち１カップルくらいは、恋愛成就して
あげれば、小生も納得したのに
このドラマの舞台である１９３０年代の雰囲気は、十分過ぎる位
に映し出されていたし、とくに女性達の支那服姿もよかったが
どことなく似合わない白いサマースーツとハットを被った
男性たちのアンサンブルもとても良かったです
何より感じた事は、通例的に云われている”上海の女性と
結婚するのは難しい”ということがドラマの根幹に据えられており
さらに、女性達の持つ中国的というか大陸的な寛容的内面が
垣間見えた感じがして久しぶりに感動させてくれた
素晴しいドラマであった
感謝！
![[リモワ] RIMOWA TOPAS トパーズ 4輪 932.52 スーツケース 32L [並行輸入品] 93252 900.52 90052](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41RuZjt3-4L._SL160_.jpg)
Post a comment