猛虎過江

2007.08.17 Friday

平壌の地下鉄について

北朝鮮の平壌(Pyongyang)の地下鉄について雑記します
Google Mapの航空写真で39度ラインを見ていて遊んでいました
板門店の施設もやっと見つけたり、北と対峙する箇所の河川には
橋がないのが観測され、陸の部分には延々と鉄条網が敷かれ
警備する兵隊も大変であると実感しました
韓国も昔、仕事で何回ともなく行ったが、とても観光どころでなく
板門店にも1回も行ってない所が、衛星写真で上から覗けるなんて
便利になったもんです

北朝鮮関連の公式HPは、Yahoo香港から入る事が出来ました
北朝鮮関連のHPは、本国で運営されているのか香港あたりで
やっているのか良く判らないが、敵国米国のYahooを使って
いるので意外であり面白いなと思いました
高麗航空という会社があるが英国と提携か共同か知りませんが
遙か彼方にある英国がこの国に食い込んでいると思うと
流石、大英帝国の流れを汲んでいるのだなと感心しました
朝鮮旅遊地図から朝鮮平壌の地下鉄システム非公式ウエブ
サイトに連結することができました

北朝鮮に関するHPもとても日本みたいにここに行きたいと
思えば、行き先のアクセス、宿泊先の予約や観光地図、
美味しい食事が出来るレストランなど必要な情報は
PCを使って可能であるが北朝鮮の観光案内のHP
ここで見る限り大雑把であまり役に立たないと思います
しかし韓国では、多分、詳しいHPもあると思いますが
英文のHPは約、11個のHPがあり、政府の公式HP、何をやって
いるのかわからない貿易商社、銀行などがあり英文なので
少し眺めたのみ

さて、北朝鮮の地下鉄ですが、Yahoo香港に中国語で書いてある
のをみると、アジアの地下鉄は、日本が1番で、中国2番であり
北朝鮮が3番目(?)に建設し実用化させていると割合
日本を認めている比較的素直な内容であります
1966年に金正日が中国を訪問して北京地下鉄をみて
地下鉄建設計画を発表し、1968年建設に着手、1987年に完成
1971年には大同江の近くを掘る作業中、大規模な事故があり
100人の工事関係者が亡くなるほど難工事であったようです
地下鉄は、深いところで、１２０～１５０Mの深さの所もあり
各駅の壁に、金親子のどうでもいい写真や肖像画などが
かざってあり、日本の地下鉄のように、化粧品会社の
素敵なモデルを使った斬新的ポスターなどを貼れば
この殺風景な景色が変わるかも

地下鉄は、千里馬線と革新線の2ラインが、運行されています

千里馬線
　紅里ー戦友ー凱旋ー統一ー勝利ー烽火ー栄光ー復興

革新線
　満景臺ー松山ー鎮松ー七谷ー永興ー幸復ー建国ー黄金原ー
　建設ー革新ー戦勝ー三興ー光明ー楽園

千里馬線の各駅名も、戦時体制中とはいえ、勇ましい駅名ですが
毎日、TV、新聞で同じような言葉をオウムがえしのように
報道し、街中の看板も実現できないスローガンがそこかしこに
掲示され一般住民は目にしてもう慣れっこになって
体制側が期待しているほどの効果はないと思われます
車掌の写真をみると軍服風の素敵なお嬢さん写真があるが
もう少しユニフォームを明るい色にしたほうが引き立つのに
もったない感がします
駅名をクリックすればその周辺の建物などが地図付で見られる
HPのようにはいかないが、千里馬線に関しては、各駅付近の
主要建物などが書いてあり便利です
実際、行った事がないので確かめる事が出来ないが
日本の鉄道ファンなら何とかしてもう行っている
のではないでしょうか

地下鉄について書いてきたが、朝鮮観光地図もかなり全国網羅
されているが、中国製の地図の複写か英文が主で細かい現地の
ことを見ることは出来ません
北朝鮮が、公開できる範囲以内のものしか見ることは出来ません
Googleの衛星写真で上からは、北朝鮮の状況が見ることが
出来る現状から考えて、北朝鮮の一般の人たちが、手軽にPCの
HPで知りたい情報が瞬時に覗ける事が出来るようになれば
この国も変わっていくに違いない
しかし、馬鹿な指導者がいる限りどうにもならない体制を
若い青年達が、奮起して、この指導者を含む特権階級の
人間を、抹殺・排除しなければこの国は善くならないのです

最後に、地下鉄の革新ラインの平壌近くの最終駅名に”楽園”と
いう立派な駅名がつけられているが、戦後、日本から地上の楽園に
朝鮮総連の主導で騙されていった日本人の妻や在日朝鮮人の
人達が、自由に日本と北朝鮮を行き来できるのはいつの事やら
我ながら寂しい思いがします

了

不肖：驫鍾馗 | 韓國・北朝鮮雑記 | comments(0) | -

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